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LDユニットAOS303-405-10mWと温度制御機能付きLD駆動電源TOS304を組み合わせたセットにおいて4時間の温度特性を測りAOS303406nm10mW041212p1.jpgました。
下の写真はスペクトルを測っているものです。
スペクトルは富士183290e8.jpeg山型になっていますので、出力がパラパラ変動するモード・ホッピングはありません。



  弊社では10数年、LDファイバー・モジュールの温度制御に取り組んでいます。室温±3℃の変化に対して、24時間(または48時間)出力変動0.3%以下を目標にやっていますが、近づきつつありますが今までのところ難しいです。
LDモジュールをペルチェ素子で温度を一定にしても、LD駆動回路の抵抗などの部品が温度が変わると常数が変わる。駆動回路の発熱で駆動回路も変化するし、その熱でモジュールの環境温度も変化する。また放熱の容量が充分大きいとか、放熱のバランスが一定でないと出力が変動する。エアコン制御された室内環境において出力変動1%以下で満足するなら悩むことは何も無いのですが。
最初の頃はパワーメーターも室内温度の変化によって感度が変わっている場合もありました。それでは何を測定しているか分からない。いろいろ長年試行錯誤した結果、今のところ駆動回路の発熱に影響を受けないように駆動回路とLDユニットを分離する方法を選択しました。そうすると一台の駆動電源で回路のないLDユニットを交換することで利用できるのでトータル・コストが安くなるメリットがでます。
10mW程度の出力では、室温の安定した環境で使用する分には温度制御の無いAOS108タイプで充分かも知れません。ただし、縦モード・シングルの可干渉性(コーヒーレンシ)タイプは10mWでも温度制御が必要な場合もあります。
そして弊社は安定度の実測データをこのように公開しています。
青色、青紫色LDは他の可視光LDに比べて駆動電圧が高いので発熱が大きく、他のLDより精密な温度制御が難しい。青色で出来れば他は問題ないと思います。工夫を追加して現在実験中の青紫LDユニットは良さそうです。エアコンOFFの自然室温の中で室温1℃変化の中での4時間で変動0.1%のデータが得られています。
 
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